本物のオーラと本物の優しさ

ほとんどの人は自分自身のために生き、自分だけを照らしてしまっています。
その結果、余分なエネルギーを消耗し、迷路をつくってしまっています。
本物でないからそうなってしまうのです。
自分を照らせばそこでエネルギーは絶えてしまいます。
だから、あたりまえのいうに病気になってしまうのです。
誰からも反射が返ってこないために、どんどん暗くなってしまいます。
そういう生き方は偽物だから自分の体調もおかしくなっていくのです。
逆に自分が人を照らした時には、人も自分を照らしてくれます。
その効果でオーラというものは増えていくのです。

本来、人を愛するということは、ときめいて、生き生きと生きて、相手を照らすことです。
無心になって照らすことです。
媚びを売ったり、気を遣ったりするのではなく、本気で好きになると言うことなのです。
みんな自分の分身なんだという意識が大切です。
そして無心に何かしてあげたくて、やってしまうという心なのです。
気遣ってやるわけではないのです。
そうすると、人を愛しときめいて生きているので全然疲れません。
そこで本物のオーラが生み出されるのです。
自分の体からときめくエネルギー、本物のオーラが出てくるのです。
そのときめいた本物のオーラが愛のオーラなのです。
魂が生き生きとして、相手をよろこばせたいという本物の愛なのです。
そこには媚びを売ったり、気を遣ったりと自分が疲れるような中途半端な愛はありません。
本気で相手のことが好きになれば、
自然に相手の身になれるし、痛みも分かってくるのです。
本当の優しさはどういうものなのかというと、
相手の痛みを自分にかえたいと思うことなのです。
しかし、今の人たちは違います。
自分だけ痛くなければいいと思って逃げてしまうのです。どう考えても悪魔の心です。
やさしさとは、相手の痛みを自分の痛みにかえてあげたいと思い、自分が痛くなることなのです。
相手を助けることなのです。
この心になりきったときが、悟ったときなのです。
ところが今の人たちは、自分だけ痛くなければ、
「ああ、自分じゃなくてよかった」と思う人ばかりなのです。
これでは帰る場所は地獄界しかありません。
愛がないからです。１番情けないことです。
「自分だけ何もなくて良かった」「何もない方に行きたい」と思うのが悪魔の心です。
「我良し」なのです。
こういう人たちばかりが集まったら、地獄絵図のようです。
今の世界はまさにこのような人たちばかりが集まった世界なのです。